「第2回プレミアム・カレッジ同窓会員の集い」 内容報告 2024.6.8

 第2回 同窓会員の集いが開催されましたので、会員の皆様へ概要についてご報告いたします。

 2024年6月8日(土)、第一部は南大沢文化会館で上野前都立大学学長が「子供たちのための学校‐学校建築の来し方・行く末‐」の題材でお話され、第ニ部は近くの居酒屋で会員と先生との交流を深めました。

目次

第一部【記念講演会】講師:上野 淳 先生(前・東京都立大学長) 於南大沢文化会館

 上野先生講演は日本の学校建築の歴史から始まり、私たちが学んだ記憶にある学校の構造は約130年前の1895年(明治28年)に仮想設計された原型が基本になっていることを知ることが出来ました。そこから、上野先生が見学に行かれたイギリスの小学校建築とアメリカの小学校建築で、日本の学校建築との違いや先生が考えていた学校建築の違いに驚き、そこからこれからの日本の学校建築の発想がうまれたようです。

 子供たちは単に勉強するだけの校舎ではなく、自分たちの住居としての校舎であり、そこには子供たち同士のコミュニティーが包み込む空間の中で芽生えるように設計されました。

 また、地域社会の中での学校建築では海外の地域の中の学校の位置づけを参考に、日本の各地域とコミュニティーと共生する学校の関わり方やこれからの学校建築の方向性を話され、まだまだ話す内容が多く1時間30分では足りない内容でした。

 質疑応答の時間はあまり取ることが出来ませんでしたが、お二人が防災・防犯と100年を見据えた設計について質問されて丁寧にお答えいただきました。

 今年で2回目の記念講演で、松本先生・児玉先生・事務局の山田係長が参加され会議室が満員になり、時には笑いをとり先生の人柄もあり内容の濃い講演で、参加者皆さんが大変満足されたお顔で帰られていたことが印象深かったです。

 先日、NHKで私たちのプレミアム・カレッジが紹介されその番組内で明治大学の井田先生が「学びを続けるコツ」で⓵宣言する②仲間を作る⓷目的を明確にと言われ、まさにTMUPC同窓会はそれを実践している団体だと再認識しただけでなく、④としていつまでも若い発想力があるのだと思いました。

今回の講演に関係している上野先生の著作
・学校建築ルネサンス
・学校を変えなくちゃ!! 学校の再構築がはじまった
・未来の学校建築 教育改革をささえる空間づくり (シリーズ教育の挑戦)

第ニ部会員懇親会くいもの屋・わん 南大沢店

 第二部の親睦会は、昨年の第一回に続いて南大沢文化会館から徒歩3分の居酒屋「わん」で開催しました。上野先生、松本先生とカレッジ事務局の山田さんも参加される中、総勢19名が参加して盛大に親睦の時間を設けることが出来ました。懇親会は現在6期生まで入学しているプレミアム・カレッジ生同士の期を越えた繋がりのサポートを目的として講演会に続いて企画しました。

 1期生役員の小原さんの乾杯の挨拶で会はスタートし、まずは席が近い方同士で本日の講演についての感想や、同窓会についての考え方及び運営に必要な費用などについて、和やかな雰囲気の中で会は進みました。その後、司会より、参加された方からの近況など一言いただくコーナーが始まりました、短時間ではお話が終わらない方々が多いなか、新たな地域での活動やお仕事への参加について、また学びの継続を積極的に進めている方など、多岐に渡るお話を聴くことが出来ました。その中でも、山田さんのプレミアム・カレッジに対する思い入れについてのお話は参加者一同が感銘する内容でした。

 参加された皆様、大変ありがとうございました、次回の企画へのご参加もよろしくお願いいたします。

作成 : 同窓会役員  土屋/大和田

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