【活動報告】 宇宙の謎にせまる会(Cosmo 会) 府中市郷土の森博物館プラネタリウムFW 2024.11.30

紅葉の府中市郷土の森博物館にてプラネタリウムを鑑賞

 暖かい秋もやっと深まったかなと感じた11月30日(土)、ひときわ美しい紅葉が目を引く府中市郷土の森博物館に併設されているプラネタリウムでFWを行いました。

 このプラネタリウムは、「府中には宇宙がある(=Fuchu)」をキャッチフレーズに、ドームの大きさは関東最大級(水平型)を誇り、光学式投映機を製造できるメーカーは世界でも4社だけですが、府中市内企業の五藤光学研究所が製作を担当しました。

 「FuchuにはUchuがある」を体現する郷土の森博物館 プラネタリウムのコンセプトは、“森の中で見る星空”となっています。セールスポイントは、

  • 一番は、1億個の星が再現できる
  • 最新鋭の五藤光学研究所製の光学式投映機「ケイロンスリー」を採用し、星の瞬きや色、天の川の星にこだわることで、より本物に近い美しい星空を再現することができ、肉眼で見える星のうち、約300個は、それぞれ固有の色で再現されている

 というものです。

 直径23メートルのドームは水平型では関東最大級、満天の星だけでなく、普段見られる星空も再現されています。床は土をイメージした茶色で、座席は森をイメージした緑色。218の座席でそれぞれの目的に応じた座席ゾーンの案内があり、ゆったりと観る事ができます。

プラネタリウム会場と当日のプログラム(出典:府中市郷土の森博物館HP)

 当日のプログラムは「天球ものがたり、迷子のネコと旅する物語」と題された星座に関するものでした。ネコが迷い込んだ先にあったのは…天球儀星空に描かれた数々の星座は、人々がどのように生き、何を想ったのかを伝える、星空美術館。 “ねこ座”が無い理由が分かりました。

 FW修了後は反省会会場のピッツァの美味しい分倍河原駅近くのイタリアンレストランに向けゆっくりと歩きました。当夜は新月で月も無く、暗くとても広く感じる空に先ほどプラネタリウムで解説のあったばかりの“金星”がひときわ輝いているのをメンバー全員で確認し、しばし感動しました。

 以下はメンバーからの主な感想です。

鑑賞したプラネタリウムのテーマ、創られては消えていった星座の世界をめぐる「天球のものがたり」は、星座を天球儀の歴史からひも解くという観点が新鮮だった。帰り道では、ネコ座が消されてしまった理由は星座の境界線設定が原因なのかもしれないという会話や、今日の星空で解説された西の空の金星をメンバー全員で見上げるなど、余韻に浸ることが出来てとても楽しかった。いつも迷うプラネタリウムを鑑賞する席についての説明があったので、今後の参考にしたい。

「府中郷土の森」は我が家から比較的近いので何度も行ったことはありますが、プラネタリウムは初めてでした。博物館の周囲の環境も加わって、ゆったりした気分で観覧できました。当日のテーマの天球儀や星座の歴史も新たに知ったことが多々あり、興味深いものでしたし、更に次回以降のプログラムにも参加できたらなぁと思っています。夕焼けや金星を眺めながらの駅までの道中もなかなか趣があり、皆さんと過ごした思い出深い1ページとなりました。ナポリピッツァ協会加盟店のピザ、とっても美味しかったです。

府中郷土の森は、梅、桜、紫陽花、曼珠沙華などの季節に応じ、年6回位訪れている。(自転車で15分程度で行ける)。しかし、プラネタリウムに入ったのは初めてである。日本にあるプラネタリウムを調べた際、ドーム径が3番目に大きいことを知ったので、楽しみであった。ドーム内はゆったりしており、土曜日にも関わらず子ども少なくシニア軍団としては落ちついて鑑賞することができた。日本のプラネタリウムは五藤光学、大平技研、コニカミノルタの3社で製造しており、今回のものは五藤光学のケイロンⅢという高機能のもので、「星が降る」ような感覚を受けた。特別テーマは「天球であった」。COSMO会の勉強会「一人一謎」で過日「星座と星空のあれこれ」を発表したこともありタイムリーなテーマだったと思う。星座を見て感じるのは、
◯古代は現代と違い遥かによく星が見えたことが分かる。
◯古代メソポタミアを発祥とする星座を現代人が見て神々や動物への当て嵌めをするのはほぼ不可能。
 古代人の想像力・創造力は素晴らしいということである。

久しぶりのFWでみなさんの元気な様子にとても楽しい時間を過ごしました。郷土の森のプラネタリウムは初めてでしたが、当日見ることのできる夜空の再現があって、プラネタリウムから駅までの帰り道たった今解説された星を確認しながら皆さんと歩いたのはいい思い出になりました。天気も良く新月で郊外の高いビルなどに邪魔されない広い空間だったのはラッキーでた。いろいろな知識の詰まった発表も素晴らしいのですが、滑らかな解説にゆったりと落ち着いた気分で星を眺めるのは貴重なひと時です。星座はギリシャ神話などから生まれたのはなんとなく知っていましたが、長い歴史の中でいろいろと変遷があったことなどを初めて知りました。もちろん懇親会はとても楽しかったです。松尾さんのお店の選択には大感謝です。どれもおいしくいただきました。

今回は久しぶりのCosmo会のFWイベントで、皆さんとお会いできて楽しかったです。府中市郷土の森博物館は初めての訪問でしたが、今回メインのプラネタリウムの他にも、常設展では古代の多摩地域や国府から府中そして現代に至る歴史の流れを豊富な出土品などの展示を見ながら学ぶことができ、とても興味深かったです。

 本サークルの今後の予定としては、
・12/21(土)国立科学博物館天文学普及講演会 参加(抽選当選者が参加、締切り済)
 企画展「小惑星からのサンプルリターン」特別講演会 JAXA宇宙科学研究所/津田 雄一
・日程調整中 第2回 大橋学長を囲んでの「宇宙の謎にせまる会」勉強会
等を企画しております。

 ご興味をお持ちの方は、下記アドレスよりメールにてお問い合わせ下さい。

 tmupc-club-cosmo-contact-info@googlegroups.com

 *入会前のお試し参加をお勧めいたします(定例会はZOOM使用です)。

記: 松尾 佳宏

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