【活動報告】2022.04.24古地図散歩の会

今回は、小雨の降る中での古地図散歩の会となりましたが、たくさんの方にご参加頂き楽しいひと時となりました。

スタートは、安産の神様が祭られるという「水天宮」から。かつての久留米藩「有馬家」にあった神社が旗本の屋敷跡に移転してきたのだとか。有馬家の当主は大正時代政治家に転じ、中央競馬会の理事長に。競馬の「有馬記念」に名を遺し、水天宮と有馬記念の不思議な繋がりを知りました。

そして、水天宮からかつての花街の雰囲気を残す日本橋人形町に。「日本一の芸者」と呼ばれ女優に転じた「川上貞奴」のいた芸者置屋「濱田屋」の名を遺す高級料亭の前を訪れました。ここが一昨年、菅総理大臣の長男の接待で話題になった料亭だったとは驚き。

神田川に架かる「柳橋」の船宿界隈も、かつて格式の高い花街でした。柳橋の船宿で芸者遊びをした後、船で優雅に隅田川を上流に上り、浅草の吉原に向かうのが江戸のお金持ちの粋な遊び方だったそうです。紀伊国屋文左衛門もこんな遊び方をしたのでしょうね。

最後は、秋葉原からお茶の水まで。秋葉原ではメイドカフェのうら若きメイドさん達から街角での勧誘を受け、目のやり場に困りました。参加者一同、全員(?)が勧誘初体験という楽しい”おまけ”つき。メイドカフェに迷い込む人がいなかったか、ガイドの岡本さんの粋な点呼が笑いを誘いました。まさしく新旧文化の発信地のギャップが楽しめる粋なコースを満喫できました。 「柳橋」のふもとにあった船宿「小松屋」を描いた昔の私のスケッチをお目汚しに。

次回の古地図散歩の会は、この春2回目で5月18日開催いたします。まだ少しだけ空席がありますので、ご都合会いました方はご応募ください。お待ちしております。

『古地図散歩の会』世話人 深田武寛

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