【活動報告】2024.8.1 ぶらり美術館巡りの会 ―番外編―

<会場入り口にて>

 国立西洋美術館の企画展『内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙』を鑑賞しました。以下、国立西洋美術館の本展覧会の紹介文を要約致します。

印刷技術のなかった中世ヨーロッパでは、写本は人々の信仰を支え、知の伝達を担う主要な媒体だった。羊皮紙等にテキストを筆写し、膨大な時間と労力をかけて制作される写本の中には、華やかな彩飾が施され、一級の美術作品へと昇華を遂げている例も見られる。

 この時に用いられた技法がカリグラフィです。
私事ですが、古い友人が20代の頃からカリグラフィを趣味としており、彼女から美しい書体で誕生日のカードを贈ってもらった時の感動をよく覚えています。さらにプレミアム・カレッジの同期生が長くカリグラフィの世界に身を置いていることを知り、今回は数百年前の実物を間近で見る機会に恵まれて益々関心が深まりました。
中には本当に小さく書かれた文字があり、金箔等で装飾された緻密な絵があり、事前のアドバイスからルーペを持参して正解でした。

 今回は同行メンバーの強い推しもあり、常設展も見て回りました。
同美術館の所蔵品の中でも初展示となるピカソの作品があるなど、こちらも時間がどれだけあっても足りないくらい大変見応えがありました。情報提供に感謝です。

 合間のランチでは、各自が興味を持っている美術の分野だけでなく海外の美術館事情の話題も飛び出して、様々な情報交換が出来ました。

<ル・コルビュジエ プレート>

 世界文化遺産である同美術館で、ボランティア・スタッフによる建築ツアーが行われていることを知ったのも今回の収穫です。

国立西洋美術館情報補足:
ご存じの方も多いと思いますが、年齢によって常設展の入館無料等、種々の特典があります。
すべての来館者に向けた期間限定のイベントや特典もありますので、サイトのチェックをお薦め致します。

 さて、同行メンバーのうち3名は、見られるのはお昼前のみという不忍池の蓮を愛でてからの合流となりました。圧巻だったとのことで、写真の一部を提供していただきました。

 美術と自然を堪能した、夏の佳き一日の報告でした。

(文責・萩元千里)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 4期研究生の野田章子と申します。
    皆様の活発な活動報告を拝見いたしましてて私も是非参加させて頂きたい思いが強くなりました。美術館館巡りと、日本をもっと知る会に興味をもちました。
    お仲間にしていただけませんか?
    どの様な方法で、ご連絡すれば宜しいでしょうか?ご教示下さい。

    • コメントありがとうございます。1期生の藤田淳子と申します。『ぶらり美術館巡りの会』はサークル登録をしていないので連絡先が開示されておらず申し訳ございません。サークル活動連絡先のアドレス(tmupc-c-supp@googlegroups.com)に野田様からメールして頂き連絡先を教えて頂けましたら、こちらからご連絡差し上げます。よろしくお願いします。

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