【山歩の会】『秋の石老山(せきろうざん)ハイキング』2025.11.10

石老山山頂にて

 相模湖エリアで最も人気の山、石老山(702m)での秋の山歩を実施しました。巨大な奇石怪石を見ながら顕鏡寺を経て山頂へ、その先の大明神展望台からは丹沢や富士山、高尾山などが一望できる歩行時間約4時間の初級コースを会員からのリクエスト企画として実施しました。

 当日11月10日は前日の冷たい雨から一転してハイキングに最適な朝を迎えることができました。JR横浜線でポイント点検による遅延があったものの、集合時間前には参加者7名(男性5名、女性2名、一期2名、二期3名、三・四期1名ずつ)全員が相模湖観光案内所に集まり、熊出没情報や対策等を確認の上、JR相模湖駅から9時1分発のバスで石老山入口に到着、登山を開始しました。

 これが初級者コースなのか?…急勾配で段差が大きい石階段や前日の雨で濡れて滑りやすい木の根に注意を向けていると段々無口になって、気が付くと熊除けの鈴の音だけが鳴っています。

 高さ10m近い大きな岩や樹齢400年にもなる杉の大木など所々で小休止、また道を遮る倒木を協力して潜り抜けて登っていきます。途中、リーダーが見つけて説明くださる「コウヤボウキ」(下写真)など秋の草花を観察したり、眼下に見下ろす相模湖や丹沢山系を眺めて秋を楽しみました。

 相模湖観光案内所で頂戴した「石老山ハイキングマップ」に一か所「ここが頑張りどころ」と記されている箇所が実は何か所もあるのではないかと疑いつつ、やっと到着した山頂ですが、ちょうど雲がかかったタイミングで丹沢や富士山が瞬間的にしか見えません。残念がる我々がうるさかったのか、先に登頂されていた日本語が流暢な外国人カップルから我々が到着する前に撮影した写真をみせてもらったり、ソロ登山の方から親切に見える場所を教えてもらったりして、こうした交流も楽しいものです。記念写真を撮り、軽食をとって束の間の休息を満喫しました。

引用:https://sagamiko.info/archives/1854(©一般社団法人 相模湖観光協会)

 登山時と同様、下山時も気が付くと熊除けの鈴の音だけが鳴っています。そこで「紅葉」「森の熊さん」など童謡を口ずさんで熊除け(?)しながら、元気と勇気を得て全員無事に計画通り下山しました。帰りのバスは「さがみ湖MORI MORI*前」バス停を利用しました。

 石老山ハイキングは、天候に恵まれ、自然の美しさを堪能できる素晴らしい体験となりました。私は今回二回目の参加でしたが、今後も「山歩の会」に参加できればと思います。

*以前の「さがみ湖ピクニックランド」が2007年に「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」に改称され、2024年7月13日にはさらに体験型アウトドア複合リゾート「さがみ湖MORI MORI」に改称されたそうです。敷地内には相模湖の森に囲まれた高台に建つ日帰り温浴施設があり、木々に囲まれた開放的な露天風呂から石老山を眺めることができるそうです。毎月通っている先輩会員の話を伺って、私も近いうちに訪れたいと思います。

【三期生:今井隆 / 記 】

【参加者の感想】

毎日、熊の出没がニュースで取り上げられている中、今回、山歩の会の皆さまとなら、今が絶好の機会‼と思い参加させて頂きました。リーダーから秋のさまざまな草花について解説をしていただきながら、大変楽しい山登りとなりました。 私は1月に高尾山へ登って以来、今回が2回目の参加でした。1月に見に行った「氷の花」の秋の姿を見ることができ、大変嬉しく、印象に残りました。

相模湖周辺は度々訪れていましたが、今回、初めて湖に隣接する石老山に登りました。高尾山より約100mほど高い標高702mの山で初級コースと聞いていましたが、実際歩き始めると、滑りそうな石の階段や根っこ張り出しの狭くかつ傾斜も急なところが多い、結構厳しい登山道でした。最難関は、倒木が道を塞いでいてその下を潜り抜けなければならないところでした。何とか全員無事に下山できた際は、私も含めて皆さんホッとされていました。帰宅後に歩数計を見ると約2万歩、お陰で昨夜はぐっすり眠ることができました。

雨上がりのハイキング。秋の森林浴と紅葉、山頂からの富士山眺望が楽しみでした。階段の段差、杉の木の根張り、岩石がゴロゴロ、そして落ち葉の敷き詰まった多様な山道。足を滑らせないよう、全身汗まみれになった自分がそこにいました。山頂で見た杉の葉が吹雪のように舞い落ちる光景は幻想的でした。また苔むした岩たちの美しさに癒されました。ただ、途中で出くわした難所。上り坂で倒木が横たわり、人一人が這って通れる隙間しかなく、人の手を借りて潜り抜けた至難の業が印象的でした。

石老山は以前登ったことがありましたが、山歩の会のメンバーと登った石老山はひと味違った楽しいハイキングでした。ごつごつした岩だらけの道、木の根や倒木に注意しながら登った道、苔むした岩が美しい沢沿いの下山道、そして、コウヤボウキ、アザミ、ノギクなどの秋の花々に、色づき始めた黄葉、紅葉・・・それに楽しい会話と歌声もあって、とても楽しい山歩になりました。メンバーに感謝です。

石老山は丸石ごろごろ。前夜からの雨で滑りやすかった急斜面を足元に気をつけながらゆっくりと登りました。途中可憐な花たちを眺めつつ倒木をくぐり抜けたり登ったり下ったりと登山はまるで人生そのもの。みんなと歌いながら(熊除け?)そんな事も笑い飛ばしながら楽しい時間を過ごしました。

6月5日にヤビツ峠、三ノ塔を歩いて以来の山歩きだった。木の根の入り組んだ道や岩の多い山道は似ていたが、特に岩が多く歩きにくさは前回以上だった気がする。印象に残ったのは苔の美しさだ。あらゆる岩に苔が覆って幻想的な風景だった。また、熊のニュースのせいか人が本当に少なかった。疲れてくると皆口数が少なくなったが大きな声で歌った紅葉の歌が印象に残っている。

【問合せ先】 tmupc-club-sanpo@googlegroups.com

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