毎月Zoomの画面越しではお会いしていますが、今日は秋晴れの空の下、FW&🍻で久々にリアルにお会いすることができました。会のLINEで、「府中って、競馬場と刑務所のイメージ!」と、府中市民にとっては聞き捨てならない発言があったので、府中の歴史探訪FWを企画しました。もちろんガイドは府中在住の荻野が務めました。
最初にご案内したのは、「国史跡・武蔵国府跡(国司館地区)」。ここには約1,300年前に都から派遣された国司の館が、約430年前には徳川家康の府中御殿がありました。10年前はイトーヨーカドーの駐車場でした。VR(Virtual Reality)スコープで1,300年前、430年前の世界にタイムワープしてもらいました。
次は、「国史跡・武蔵国府跡(国衙地区)」。国司などの役人が執務を行った国衙・国庁跡、言わば国府の中心地ですが、実は、昭和50年の発掘調査でようやく「ここに違いない!」ということが分かったんです。府中では建物の再築で更地になると発掘調査が始まります。地主は「何が出るかな~!」とドキドキらしいですが、必ず何かが出るんです。
府中と言えば「大國魂神社」。社伝では「第12代 景行天皇 41年(西暦111年)の創建」と伝わっていますが、縁日会に入ったおかげで「計算が合わない」ことに気がついてしまいました。2011年には盛大に1900年祭が開催されたのに…。ほとんどの参拝者は、拝殿で拝んだらUターンですが、実は拝殿・本殿の裏側にも沢山の摂社・末社があります。日本書紀に登場する神様も沢山祀られています。こういうハナシは伝わる方々ですので、説明者にとっても楽しいひとときでした。
府中といえば、「ケヤキ並木」も外せません。清和源氏のルーツ・八幡太郎義家や徳川家康のエピソードも多く、府中市民にとっては「特別な場所」です。前週には「Jazz in Fuchu」が開催され、「五六人の会」の丸山みかさんがステージの司会を務めたり、深田さんの実況中継がLINEで流されたり、府中市民はチームワークが強いんです。多摩川やハケ、浅間山のムサシノキスゲ(世界中で、ここだけで自生する絶滅危惧種)など自然にも恵まれた「大いなる田舎」です。「競馬場と刑務所だけじゃない!」と言いたくて、ちょっと熱を入れすぎました(反省)。スルーされたかもですが…。
もちろん、最後の締めは🍻です。皆さん話題が豊富で、いくら時間があっても足りません。1月の新年会、お伊勢参りツアー(修学旅行?)、古墳巡り、多摩の横山散策(防人体験)、東京競馬場・勝馬投票券購入体験ツアーなど、今後のFW企画案(?)を断片的には記憶しているんですが…。まずは新年会の日程調整からですかね~。
本日の「府中の歴史探訪」でご案内した歴史スポットです。多摩地区の地味な街ですが、歴史の教科書で学んだあらゆる時代(旧石器~弥生・ヤマト・奈良・平安・鎌倉・室町・戦国・江戸・明治~戦中・戦後)の足跡が遺された味わい深い街でもあります。決して「競馬場と刑務所だけの街」ではありません。みなさまも是非お立ちより下さい。
以下、ご参加頂いた皆様からのコメントです。
そもそも、一度も行ったことが無いにも関わらず「府中は競馬場と刑務所のイメージです」と発言した(してしまった!!)張本人としては、反省することしきりでした。名ガイド荻野さんと共に巡った「府中市内観光ミニツアー」は、大変楽しく勉強になりました。厳かな雰囲気の大國魂神社に感動し、国史跡・武蔵国府跡(国司館地区)のVR体験では遙か古に思いを馳せました。これらは、縁日会を通じた学びによって味わうことのできる貴重なものでした。次回は是非競馬場に行ってみたいです。そして、府中の違う一面「けやき音楽祭・Jazz in Fuchu」のイベントも訪れてみたいなと思いました。
荻野さんの卓越したガイドスキルのお陰で、未知の府中と意外な一面を発見できた一日でした。これまで府中と言えば、大國魂神社とケヤキ並木しか意識していませんでしたが、沢山の遺構が残り、日本書紀にまで繋がる長い歴史的背景があることを知ったとき、身近なところにこんなに奥深いところがあったんだと感じ入りました。当会では、日本書紀の中から自分が探求してみたい天皇を自由に選択し研究を進めています。自分自身の発表内容は「点」に過ぎませんが、皆さんの発表内容との共通点や繋がりを議論することで「線」となり、情報交換を繰り返すことで「線」はさらに長くなり、今般のFWのような五感で感じることを通じ、少しずつ「面」になっていくような気がしました。これからも、この「面」が拡がっていくことを期待し、楽しく活動を続けていきたいと考えています。
10月30日、晴れ渡る秋空の下、縁日会のFWが開催されました。今回は、府中の歴史探訪と懇親会という魅力あふれる企画に、期待感に胸を膨らませて参加させていただきました。府中在住の荻野さんのご案内で、国司の館があったとされる国司跡や国府の中心地の見学、そしてなんといっても府中といえば大國魂神社ですが、神社の本殿や拝殿だけではなく、摂社に祀られているいろいろな神様の伝承に耳を傾けながら、日本書紀や古事記の世界をいたる処で実感することができました。
国の天然記念物に指定されているケヤキ並木を散策しながら、清和源氏のルーツや徳川家康のエピソード、そして参道にある万葉歌碑に綴られている歌など、そこでも府中の歴史がしみじみを感じられました。
FWの締めは、深田さんが予約してくださったお店で、おいしいお酒とお料理の数々を堪能しながら皆さんで大いに盛り上がりました。毎月のお勉強会はもちろんですが、それだけに留まらず皆さんでいろいろな地域の歴史探訪に行くFWの話題では話が尽きませんでした。日本書紀の世界に一歩足を踏み入れたまだまだ初心者の多い縁日会ですが、これからも仲良く楽しく皆さんと繋がっていきたいと心から思えるとても充実した一日でした。
1日府中の歴史探索のガイドを完璧に務めあげて下さった荻野さんには、心から感謝です。ありがとうございました。
いつも皆さんと画面越しでの会ですが、久しぶりの対面を楽しみに参加しました。
荻野さんのご案内により、大國魂神社はじめ、歴史について巡ることが出来ました。とても楽しくて完璧なガイドでした。私は調布に住み始めて22年になりますが、お隣の府中駅、府中本町駅徒歩圏内にこんな場所があったのか!と驚くばかりでした。駅前に広がる公園内をVR(Virtual Reality)スコープをつけて、1,300 年前、430 年前の世界 にタイムワープしたり、駅の近くに井戸が発見されたり。大國魂神社の参道に入るときりっした空気を感じました。
縁日会で天皇について皆で学んでいますが、点と点がつながって、話が膨らんで、とても楽しい気持ちになりました。
FW後の親睦会は、対面で話ができる幸せを痛感しました。
今度は府中競馬場かしら?ワクワクします。荻野さんの府中愛溢れるお話しの続きを是非お聞きしたいです。
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