同窓会有志+の6名で冬の高尾山へ、シモバシラの「氷の花」を探しに行ってきました。昨年8月に御岳山へ行ったときに、ビジターセンターの方から、冬になると「氷の花」が見られるというお話をお聞きし興味が湧きました。調べると、高尾山でも12月下旬から1月中旬頃に見られることが分かり、寒波が来るタイミングを見計らって、「氷の花」を探しに出かけました。
シモバシラはシソ科の多年草の植物です。8月下旬から10月上旬に白い穂状の花を咲かせます。冬には地上部は枯れてしまいますが、根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、それが、氷点下の気温になると、冷たい外気に触れて凍っていくことで「氷の花」がつくられていきます。「氷の花」の大きさや形は様々で、まさしく冬の寒さがつくる自然の造形美です。
*興味のある方は下記リンク先を開いてみてください。
https://www.ces-net.jp/takaovc/?page_id=753
この程度の予備知識を入れて、いざ「氷の花」を探しに。高尾山頂下の5号路を通って、霞台下から一丁平へのまき道のあたりが「氷の花」の出現するエリアとされています。そこをゆっくり歩きながら、6人の12の眼でお目当ての「氷の花」を探します。ところが、思ったより気温が低くないせいか、なかなかそれらしきものが見つかりません。まるで宝物探しのようです。すると、一人が道の脇で小さな「氷の花」を見つけました。その後もいくつか見つかり、その道の往復で計8つの「氷の花」と巡り合うことができました。小さいながらもそれぞれ形が異なり、まさしく冬の寒さがつくる自然の造形美でした。
その先の一丁平展望台では、真っ白に雪を被った富士山を眺めることもでき感動ものでした。
頂上の茶店で名物のとろろ蕎麦もいただき、冬の高尾山を満喫した一日となりました。
(2期・永見 章/記)
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