【活動報告2024.03.22】 縁joy!日本書紀の会 東京五社巡りFW

昨年11月のお伊勢参りに続き、東京五社巡りにでかけました。朝9時半に飯田橋駅で集合して、東京大神宮→靖国神社→日枝神社→明治神宮→府中・大國魂神社を巡りました。「ソメイヨシノは五分咲きくらいかなあ?」と期待して、靖国神社からは千鳥ヶ淵を散策する予定でしたが、地下鉄移動に変更しました。今日はFWから1週間後の3月29日。この原稿を作成している傍らでワイドショーが東京の開花宣言を伝えています。当日は一日中、雲一つない快晴に恵まれ、靖国神社の標本木前で、TBSの報道陣と一緒に、固い蕾に送ったエールがようやく花開きました。

スタートに選んだ東京大神宮は、伊勢神宮・内宮の天照皇大神、外宮の豊受大神を主祭神として祀り、東京のお伊勢さまと呼ばれています。日本で初めて神前結婚式を始めた神社でもあり、都内最強の縁結びスポットとして若い女性の参詣が絶えない神社です。「何故縁結びスポットなのか?」。ご祭神、神前結婚式のルーツ、縁結びにご利益がある「お守り」「おみくじ」「願い文」、建築装飾など、色んな角度からの考察を楽しみました。

靖国神社は、難しい国際問題を背負っていることもあり、日本書記を学ぶ身としては、「少々異質な神社かなあ?」という先入観をもって訪れましたが、「死者の御霊を神として祀り崇敬する」という我が国に根付く文化・伝統を思い起こしつつ、日本書記が生み出した沢山の神との共通性を感じることができました。付属施設の遊就館では、戦争を知らない子供たち(かなり昔の当時)が、過去の戦争に思いを馳せ、海軍カレーのルーツの素朴な味を楽しみました。

日枝神社は、江戸氏が祀った山王宮がルーツ。その後、太田道灌、徳川家康と継承されて、「江戸城内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」として崇敬された由緒ある神社です。明暦の大火で炎上したため、家綱が現在の地に造営・遷祀し、江戸城の表鬼門を守る神田神社に対して、裏鬼門を守る役割を担いました。日枝神社の山王祭は、神田祭・深川八幡祭と並ぶ江戸三大祭りのひとつ、祇園祭・天神祭(大阪・天満宮)と並ぶ日本三大祭りのひとつなんだそうです。(知らなかった!)

「明治神宮のうっそうと茂る豊かな森は、実は100年を経て自然の林相となることを目指して作られた人工的な森」なんだそうです。森本さんのウンチクの切れ味はいつも鋭い!。

「明治神宮辺りでお疲れの方が出て来たら、五社目の大國魂神社はスキップかなあ?」と心配していましたが、ティータイム・ブレークで皆さん復活。「五社完全制覇」のために、大國魂神社に向かいました。
都心のメジャーな4社に対して、大國魂神社はマイナー感満載ですが、府中市民的には、「武蔵国総社としての古い歴史をもつ大國魂神社こそ!」です。当会としては、1年半前の2022年10月30日以来二度目の参拝でした。

日枝神社は戦国~江戸時代の創建、東京大神宮・靖国神社・明治神宮は明治以降の新しい神社ですので、日本書記を学ぶ皆さんにとっては関心が薄いのではないかと心配しましたが、幸いにもご好評を頂き、「次は東京十社巡り!」の声があがりました。早速「東京十社、最短・最安一筆書き巡り」の検討を始め、東京メトロ・都営地下鉄1日乗車券を駆使した、「1日で完結するお得な弾丸ツアー」の初案ができあがりました。「エー!」という声が聞こえて来るようです。
ところで、東京五社・東京十社についてご存知でしょうか? 東京五社の中で、十社にも選ばれているのは実は日枝神社だけなんです。それぞれどんな基準で誰が選んだのかを調べてみたところ、大國魂神社が十社に含まれていない理由(正確に言うと、昭和になって外されたこと)が分かり、府中市民としては憤慨しています。この辺りの事情については、次回の「東京十社巡りFW」の際に報告します。

(荻野記)

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