【山歩の会 活動報告】 北八ヶ岳の森と高山植物 2024.7.25-26

白駒池の朝

 7月25日・26日と山歩(さんぽ)の会の仲間5人で猛暑の東京から脱出、涼を求めて北八ヶ岳の山に挑戦してきました。

○ 日程・コース
7月25日 麦草峠(2120m)~白駒池 白駒荘(泊)
7月26日 白駒荘~麦草峠~茶臼山(2384m)~縞枯山(2403m)~北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅

<1日目> 原生林生い茂る麦草峠から白駒池までのハイキング
 登山道周辺の木の幹や根元は苔に覆われ、緑の絨毯を敷きつめたような幻想的世界の中を野鳥のさえずりを耳にしながら歩きました。また、リーダーが用意してくれたミニ冊子『北八ヶ岳に咲く花』に載っているハクサンフウロ、テガタチドリ、キバナヤマオダマキ、ゴゼンタチバナ、クガイソウ等々の可憐な高山植物を実際に目にした時は、感動でした。
 その夜は白駒池の畔にある白駒荘(山小屋)に宿泊。自家製の野菜たっぷりの食事の後は、皆で久しぶりのトランプのババ抜きに興じ、夜空の星々のきらめき、流れ星、神秘さを増した夜の白駒池に感動を共にしました。白駒荘では環境保全のため、シャンプー、石鹸、歯磨き粉など使用できず、ゴミ箱もないことに感化され、自身の環境を守る取組み強化を心に期しました。

<2日目> 茶臼山、縞枯山に登る
 朝の光の中の苔を愛でながら麦草峠へ引き返し、茶臼山に登りました。急な登山道で、野鳥の鳴き声に癒され励まされながら一生懸命登って辿り着いた展望台。視界が一挙に開け、広い青空に様々な形の白い雲、日本アルプスの峯々が見える絶景!に今までの疲れが吹っ飛びました。
 続いて、枯れた木々が白く縞模様となる縞枯れ現象が見られる縞枯山に登りました。大きな岩が連なる展望台からの素晴らしい眺望を楽しんだ後、石がゴロゴロする急な道を滑らぬよう緊張感を持って下り、無事下山できたときは小さな自信も芽生えました。
 大自然に身を置き、心身のリフレッシュができ、非日常の体験の大切さを改めて認識できた素敵な2日間の北八ヶ岳の山歩でした。

(2期 高井君枝/記)

麦草ヒュッテの前にて
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