今年のお花見企画は、高尾山の少し先の「一丁平と小仏城山」でした。
定まらない桜の開花情報とお天気の様子により、結局予備日の8日の実施となりました。当日は雨の心配もないお花見日和で、集合場所の高尾山口は早くから大勢の人で賑わっていました。バスに乗り、大垂水で降りて山道へ入りますと、淡い青紫色の小さな5弁の花「ヤマルリソウ」が咲いていて、その可憐さに魅せられました。さらに進むと「タチツボスミレ」に始まり「ナガバノスミレ」「エイザンスミレ」そして「タカオスミレ」とそれぞれに違った姿を見せてくれ、高尾山が「スミレの山」といわれているのも頷けました。その時にリーダーにお聞きしたお話はとても興味深いものでした。「スミレの種はアリが種子を散布する」というのです。紙面の都合上、詳しくは記せませんが、興味のおありになる方はどうぞ各自でお調べくださればと思います。その他にもニリンソウやコチャルメルソウ、カントウミヤマカタバミなどの白い花も楚々とした姿で風にゆれて気持ちよさそうでした。

<タカオスミレ>


<一丁平で記念撮影>
桜霞に目を細め、またヒキガエルやヘビの出現に驚いたり、小仏城山でのお花見の宴での楽しい語らいや、持ち寄りの一品に舌鼓を打ったりと春のひと時を過ごしました。高尾までの帰りのバスはお花見帰りの中高年の方々で満杯でしたが、皆さん満足げにみえました。

<今回のメインイベント>

<小仏城山頂上:標高670.3m>
以下、参加者の感想です。
*春の暖かい陽気の中、楽しいお花見ハイキングになりました。一丁平の桜は満開でした。他に、ヤマルリソウ、ニリンソウ、スミレのいろいろ、特に牧野富太郎命名のタカオスミレなど春のお花をたくさん見ることができました。一品持ち寄りのランチも楽しかったです。
*穏やかな天気の下、各種の桜、桃そしてスミレ等の山野の花々にすっかり癒されました。遠くに霞む新宿のビル街もまた春景色でした。次回に向け精進します。ありがとうございました。
*山道を歩きながら、通り過ぎてしまうところに咲くスミレたちの可憐さ、冬眠から覚めたカエルやヘビにも遭遇。なんといっても、まさに春爛漫の景色が広がり、快適なハイキング日和でした。これからもどうぞよろしくお願いします。
*桜はソメイヨシノだけではないと、改めて個性を楽しんだお花見ハイクでした。普段なら見過ごしてしまうであろう本当に小さな草花も、高尾山エキスパートのおかげで注目することが出来ました。カエルやヘビの出現にも春を感じました。持ち寄りのプチ宴会でも会話に花が咲きましたね!最後に、「歩き易いね~」「足慣らしにはピッタリ!」などは、身の程知らずの発言でした。夜はバタンキューでガッツリの筋肉痛(@_@;) 次回に備えます。
*桜、桃の花、スミレなど様々な春の可憐な花を充分楽しめ、おまけに冬眠から目覚めたカエルやヘビにも会え、素晴らしい春の一日でした。企画してくださったリーダーをはじめ皆様、ありがとうございました。一品持ち寄りの品も最高。
*お天気にも恵まれた中、花々を愛でつつ歩き、全く疲れを感じませんでした。企画して下さったリーダー、ありがとうございました。また、今回日程の都合で参加出来なかった皆さん、つぎの機会にはご一緒できますように。
今回初参加の方も楽しかったという感想をいただいています。開催予定日が変更して、参加できなかった方々は次回の企画でご一緒できればと思います。また会員でなくともご興味のある方のご参加もお待ちしております。
【問合せ先】
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写真:「山歩の会」会員/文責:藤川いつ子
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