【活動報告】2021.0617(第3回)縁joy! 日本書紀の会

開催日: 2021年6月17日(木曜日)
開催場所:オンライン
出席者: [入会順、敬称略]
     荻野、関、増山、森本、宮嶋、深田、柳下 
発表者: 荻野
投稿者: 荻野

府中市には、かつて武蔵国の国府が置かれていて、大國魂神社は武蔵総社としての長い歴史を誇ります。歴史に疎い私でも流石にその程度のことは知っていましたが、2011年に「創建1900年祭」が開催されていることを知り、起源が第12代景行天皇41年(西暦111年)に遡るという社伝(御由緒)に驚き、小学生みたいなこんな疑問をもちました。

・卑弥呼から1世紀遡る西暦111年というのはどんな時代だったのか?
・そもそもそんな社伝に信憑性があるのか?(有りうることなのか?)

日本書紀の会では「関心のある天皇を選んで掘り下げる」という活動指針が採択されましたので、私は迷わず「巻第七 景行天皇」を選びました。

まずは、日本書紀に描かれている二度にわたる天皇の九州遠征、第二(三?)皇子「日本武尊」の東国遠征、日本武尊の死を偲んだ天皇の東国→伊勢→纏向→滋賀の旅を、各地に伝わる伝承なども調べながらその足跡を辿り、信憑性(状況証拠)の一端を探りたいと思っています。

そのほか、古事記と日本書紀の記述の差異についての考察や、原文と翻訳の比較、西暦111年説の客観的な可能性(物的証拠)に迫るための考古学的検証、文字がなかった時代の支配関係・信仰・文化の形成の基礎となる意思疎通の手段としての言語の起源・進化などの最新の研究成果の調査などにも取り組みたいと思います。

初回の私のプレゼンは、このように「目いっぱい脱線しますよ!」という宣言に終始しました。これこそ、会の方針に折り込んだ「様々な視点で、脱線を恐れず、他人の脱線を批判せず、大らかな精神で楽しみたい」の神髄ですので。

以上

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