【山歩の会報告】
霧雨の入笠湿原を歩く
今 回 は、山歩 の会 と宇宙 の謎にせまる会の初 のコラボ企画 で、長 野県 富士 見 町の入 笠山 ( 1955m)へ行きました。参加者 8 名が2台の車に分乗し、長野県富士見町の富士見パノラマリゾートを目指して出発しました。天気は小雨。天気予報は2日間とも雨。中央道を走っている途中は時折本降りの雨になるときもありました。何 とか雨が止 むことを願 いながら、車 中 では様々な話で盛 り上 がりました。富士見パノラマリゾートには順調に着 きましたが、ここでも本降りの雨。車 中で早 めの昼食 をとりながら雨 が止むのを待ちました。
12時前になって小降りになってきたので、出発を決断し、ゴンドラに乗りました。山頂駅までの 15 分間のゴンドラ。本来なら八ヶ岳を眺める絶景が広がるはずのところ、霧に覆われ視界はほぼゼロ。それでも山頂駅に着いたら霧雨になっていたので、雨具を着けて歩き始めました。しばらく林道を歩いてから、木道を下って入笠湿原へ向 かいました。霧に覆われた湿原は思いのほか幻想的で、湿原にはリンドウやウメガサソウなどの秋の花々が咲いていました。霧雨の中の湿原ハイキングは、それはそれで楽しいものでした。
そうして2時前にはこの日の宿、マナスル山荘天文館に着きました。マナスル山荘天文館は、天体観測の機器が揃った天文愛好家に人気の宿です。夕食まで時間があったので、部屋に集まり、持ち寄 ったワインとおつまみで懇親会をして楽しく盛り上がりました。夕食後のことは後段で。


奇跡的に晴れた入笠山
翌日 、朝食 を食べているときにまさかの日が差してきました。霧 が流れ、時折 日が差す中 、入笠山 への山道を登りました。岩混じりの急登を 40 分ほど登った先には、大きく開かれた入笠山( 1955m)の広い山頂がありました。吹きわたる風が何と気持ち良いことか。集合写真を撮ったり、景色を眺めたりして休憩していると、南の空の雲が切れてきて青空がのぞいてきました。雲の切れ間から何と遠く木曽駒ケ岳が顔を出 してくれました。一同感 動してしばし眺め入りました。北側の八ヶ岳方面はというと、厚い雲に覆われたままでした。残念。そのあと来た道を下山し、お花畑、入 笠湿 原、山野草公園 を 歩いてゴンドラ山頂駅に着きました。駅近くの売店で食べたルバーブのソフトクリームがおいしかったです。ゴンドラで下へ下りて、昼食を食べてから帰路に着きました。帰りは渋滞もなく、無事、それぞれに帰宅しました。
2日目は奇跡的に晴れて、気持ちの良いハイキングができました。初のコラボ企画でしたが、充実した、そして笑いの絶えない楽しい2日間になりました。


秋の山野草の花々
入笠山で出会った秋の花々を紹介します。

(2期生 永見 章 記)
【宇宙の謎にせまる会報告】
宇宙を身近に感じられる宿、「マナスル山荘☆☆天文館」
マナスル山荘は標高1,800メートル、入笠山の中腹に佇んでいます、入笠山周辺は日本有数の星空が広がり、山荘の屋上には天文ドームを備え、食事や設備も整っており、万が一の雨や曇りの時でも館内で星空解説観望会が開催されます。
なるほど、予約がとりづらい条件を見事に備えた立地及び山荘のため、予約を急ぎました。
各地に洪水や長雨被害をもたらした台風24号と秋雨前線の影響で、ひたすら天気予報の確認回数を増やすのと、“てるてる坊主”を増員し神頼みするばかりでした。
初日は天気予報通り、朝から雨が降ったりやんだりを繰り返す天気となりました。山荘到着後、オーナーの「今夜は99%晴れる見込みは無い!」で、星空観測は残念ながら断念しました。
※マナスル山荘天文館は2027年末をもって閉館するそうです。それまでにもう1回、晴れた日に訪れたいものです。 https://manasuru.com/

天文マニアの山荘オーナーの熱弁
星空観察会に代わり、山荘オーナーが映像とおしゃべりで星空解説観望会を開いてくれました。先ず感心したのが、SCW(スーパーコンピュータウェザ)サービスを活用して雲のない地域及び時間帯を細かいメッシュで明確にし、待つのではなく、“星の見える場所、時間を確認し、そこに移動して観察する“ということでした。携帯の天気予報とてるてる坊主に頼っていた我々にはインパクトの大きな話題でした。
次に感心したのは、スマート天体望遠鏡の威力と魅力です。スマート天体望遠鏡とは、「天体の導入・撮影・画像処理を全部自動化し、初心者でも星雲や銀河を写せる小型デジタル望遠鏡」のことです。コンパクトで高性能、廉価と驚きの3拍子揃っています。色々な使用パターンや活用アイデアが考えられ、今後流行る可能性がある新技術だと強く感じました。
星空解説観望会は予定時間をはるかにオーバーし、メンバー興奮の中ようやく終了しました。ほぼ素人の我々の質問や疑問にも真摯にかつ分かりやすく答えていただいた山荘オーナーに心より感謝致したいと思います。

解説画像―天の川と星座 解説画像―入笠山山頂の星空
太陽黒点観察のトライアル
2日目は奇跡的に朝から太陽が顔を出す晴れとなりました。前夜のスマート天体望遠鏡の威力を試したく、メンバーの一人が山荘オーナーに急遽太陽観察のトライアルを相談しました。快諾をいただき、入笠山 登山への出発までの間でトライアルを行うこととなりました。
望遠鏡の起動、スマホとの連動後、見事太陽の黒点観察の画像(静止画→右、及び動画)撮影に成功しました。最初は、本当にできるの?と遠巻きにしていた他のメンバーでしたが、観察成功後は黒山の人だかりとなりました。
残念ながら天の川の観察は断念しましたが、太陽黒点の観測という新たな可能性を体験し、メンバーのチャレンジ精神に感心するとともに、新技術の威力、山荘オーナーの熱い指導にも感心しきりのフィールドワークとなりました。
(2期生 松尾佳宏 記)

【参加者の感想】
🔭雨天にも関わらず実り多い入笠山でした。1日目はゴンドラからの視界も悪く残念でしたが夜は星座観察の代わりに山荘山本さんから星座についてのお話が興味深かったです。しかし私は夕飯時のビールによるほろ酔いと山本さんのソフトな語り口でついウトっとなりましたが「蠍座と射手座の日周運動」については覚えて帰りました。特に「日周運動」は中学理科で習ったはずなのに知らなくて帰宅後調べて目からウロコとなっています。2日目はてるてる坊主が目を覚ましてくれたおかげで晴天となりました。朝食で重くなったお腹を気にしながら入笠山山頂を目指し登頂、雲の間から青空もバッチリで感動しました。下山中はリンドウ、フシグロセンノウ、マツムシソウなど沢山の花や少し黄金色になった草原に秋の気配を感じ無事帰路につきました。
🔭コロナ禍でマスクが手放せなかった2022年初夏以来、久々となる初秋の入笠山はやはり花の宝庫で、珍しく美しい花々をたくさん観察できました。初日夜の天体観察はあいにく叶いませんでしたが、マナスル山荘天文館の山本さんから2時間超える、美しい星空の写真プレゼンや撮影の苦労話、そしてSCWやスマート望遠鏡といったデジタル化のお話が非常に興味深く、眠気も吹き飛ぶほど興奮しました。2日目は奇跡的に朝から青空が広がり、山頂では心地良い風に吹かれながら、雲が切れて遠望できる瞬間を待つ贅沢な時間を過ごせました。今回もリーダーと皆様に感謝してます!
🔭何日間も天気予報を一日中確認して、催行が決まった3日前から本格的に準備に取り掛かりました。その間にも「リュックがパンパン。おやつを減らさねば…」といったメンバーの書込みににっこりしながら、3年前の野辺山の奇跡の再来を祈っていました。初日は床に就いてからも数時間おきに空模様と山荘の天体ライブカメラをチェックしましたが願いは叶わず。晴れた翌朝は、天体愛溢れた山荘当主の手ほどきで進化した観測機器が実際に稼働する様子を見せていただけました。入笠山は写真の通りで、頂上に吹く風は爽やかでした。ワンちゃん連れも多く、生まれて初めてシベリアンハスキーを撫でさせてもらいました。楽しかったの一言です!
🔭「山歩の会」と「宇宙の謎にせまる会」のコラボを企画してくださった両会のリーダーには感謝の気持ちでいっぱいです。初日はあいにくの雨でしたが、山荘で車座になっての自己紹介では、PCへの皆さんの学びへの思いを知り、1期生から8期生の方々と触れ合う機会が持てて楽しかったです。また、夜は山荘オーナーによる星雲などの写真や望遠鏡の話は、まさに今知りたいことだったので、夢中になりました。次の日の朝は何と晴れて、スマート望遠鏡での太陽の撮影もレクチャーしていただき、大興奮の私でした(皆さんをお待たせした事、お詫びいたします)。 入笠山での爽やかな風や山野草公園の花々にも癒され、忘れ得ぬ2日間となりました。皆さん、ありがとうございました。
🔭2日間、ありがとうございました。山は走っていましたが(トレイルラン)、草花の解説付き散策も違った楽しみ方があると思いました。山頂での雲が切れた青空の爽やかさは最高でした。幹事さん、運転をしてくださった皆さん、ほか参加の皆さま、ありがとうございました。
🔭入笠山での秋の草花と星空観察。コラボ企画は良かったです。星空観察は雨のため、代替として館の方による星空映像等を見せてもらい満足しました。草花観察はもう秋の花盛りを過ぎたようでしたが、所々に咲く白・黄色・ピンク・オレンジ色の山野草が目を楽しませてくれました。今回は「フシグロセンソウ」を確りと覚えました。また、入笠山の標高がリーダーの生まれ年と同じとあって印象づけられました。企画された両会のリーダー、車を用意くださった方、そして皆さんありがとうございました。
🔭今回は初めてのコラボ企画で、しかも2日間とも雨の天気予報でしたのでどうなることかと心配でしたが、無事に、しかも充実した楽しい2日間を過ごすことができて本当によかったです。入笠湿原の秋の花々、入笠山の気持ちの良い風と奇跡的な青空、山荘での笑いの絶えない楽しい時間、山荘ご主人の天文解説と美しい写真画像、そして何よりも一緒に過ごした8人の仲間たち。忘れ得ぬ楽しい思い出となりました。初のコラボ企画は大成功です。
🔭真っ暗な夜空にゆったりと横たわる天の川を見る事を心から楽しみにしていました。月明かりが邪魔しないように新月辺り、天気が比較的安定している季節、闇夜に近い環境で……と、考えに考えて日程と場所を山歩の会リーダーと決めました。下見にも来ました、てるてる坊主も作りました、天気予報も何度も確認しました、やれることはやったと思います。でも、自然の力にはあらがえないもので、夜空の天の川は次の機会までお預けとなりました。それでも、山荘のオーナーのお話と画像や観測機器は興味深いものばかり、外の雨の事を忘れてしまうほど楽しい一時を過ごす事ができました。おまけに、太陽黒点のリアルタイム観測のトライアルまで経験でき、収穫の多かったコラボイベントとなりました。山歩の会のリーダー、参加された皆さん、ありがとうございました。


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